
カスピ海ヨーグルトという名前を聞いたことがある人も多いでしょう。
整腸作用が高いヨーグルトということで話題になりました。
そのカスピ海ヨーグルトの主成分が「クレモリス菌」です。
ヨーロッパではチーズを発酵させる際に利用される乳酸菌です。
カスピ海と黒海の間にあるコーカサス地方の人々が長寿だったことから、研究者がそこで食べられている伝統的なヨーグルトを持ち帰り、栄養分析をしたことで、「クレモリス菌」の効果が日本でも知られるようになったそうです。
カスピ海ヨーグルトはとろみのあるヨーグルトです。
そのとろみは「クレモリス菌」によって産出され、強い粘性と風味を作り出します。
その粘り気が胃や腸で分解されずに腸でしっかりと働くのです。
そのため、腸での乳酸菌効果が高いと言われています。
クレモリス菌は整腸作用の他、感染症の予防やガン予防、中性脂肪やコレステロールの減少、さらには、腸の蠕動運動を促し便秘を解消する作用、腸の保湿効果もあると言われています。
カスピ海ヨーグルトは、自宅でも簡単にできるということも日本で人気が出た理由の一つでしょう。
風味もよく、おいしく食べることができるので、無理せずに毎日継続して乳酸菌を摂取することができますね。